台南は、日本でいえば京都のような古い町並みと歴史を持つ街で億載金城や赤嵌楼など数多くの古跡や歴史的建造物が残っており、時間をかけて巡りながら、台湾の歴史や文化を体感するにも最適な滞在地です。また、台南の郊外には、曾文ダムや関仔嶺、月世界、南部横貫道路など有名な景勝地があり滝や渓谷、森林、渓流、高山などレジャーに適した自然が豊富にあり、ハイキングやトレッキングにも適した滞在地です。
海浜地区には塩田や湿地、砂州など自然に恵まれた環境から、様々な動植物が育まれ、その生態を観察するボランティアグループなどもあり、生物や自然の観察に興味がある場合には、そうしたグループに参加するのもいいでしょう。台南には、ほんの少し足を延ばせば、北投・陽明山・四重渓とともに台湾四大温泉に数えられており、また美人の湯としても名高い関子嶺温泉があります。泉質は、世界中で当地以外には鹿児島とシシリー島にしかないという珍しい濁泉で、岩石層の泥質と鉱物質が含まれているため、皮膚の過敏症や疲労回復、美容に効果があり、観光客にも人気があるようです。
台南には、市内から15分と便利なロケーションに日本人設計のゴルフ場があり、その他近郊にアップダウンのあるいくつかのコースがあります。プレーフィは1600~3400元と様々です。ウォータースポーツ派のシニアには、台南から空路で30分の澎湖群島まで足を伸ばせば、魚釣りやスキューバダイビングなどが楽しめますし、澎湖は島を埋め尽くすほどのアジサシが棲息し、鳥類のパラダイスとなっていますから、自然観察派のシニアにも興味深いところです。