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夜中や休館日でも本が借りられる図書館が２７日、山口県須佐町に開館しました。町立図書館は「まなぼう館」と言われています。図書館のなかった町が「いっそコンビニみたいな図書館を造ったらどうか」と考え、廃止になった法務局の出張所を約１億円かけて改築しました。町によると、２４時間、365日利用できる図書館は全国でも例がないのではないかということです。　午前９時半から午後６時までは職員がいます。ほかの時間に利用する場合は、事前に申し込んで磁気性の個人カードを作ります。カードを夜間出入りの口のドアに差し込めば中に入れます。館内の電気は自動的につきます。借りたい本が決まったら、自動貸し出し機のパソコン画面に従って、簡単な貸し出し登録を済ませばいいです。小型センサーが本に埋め込んであり、登録せずに出ようとすると警告音が鳴ります。　今までは公民館の一角に小さな図書館があるだけでした。人口約４０００人、島根との県境に近い農業と漁業の町は、町外に働きに出ている人も多く、図書室を昼間利用できる人は限られていました。　鉄筋コンクリート平屋建てで１９３平方メートルで、蔵書数約１万３５００冊です。好評なら、町は将来、增築も予定しています。