ニンジンにつられない自分を肯定して始めの一歩。
「先日の呑ミョニケーションで、野田さんの腕時計を見ても私は心が動かなかったんです。まわりにいた男の子たちのように気持ちが熱くならなかった。それで、もしかしたら、私にはまだ早いのかな?なんて少し落ち込んだんです。デビュー時期を延期しようかともおもいました」(アシスタント・田村由貴恵さん)
サロンに立ち、フロア全体‘を見回すようでいて、彼女の目は遠くを見ている。「ちょっと悩んでしまったので(笑)、女性の美容師として尊敬している先輩の西山さん(GARDENディレくター)に相談したんです。そうしたら『田村さんは田村さんでいいんじゃない?』っていってくれて。勢いだけで目の前を乗り切ろうとするんじゃなく、5年後、10年後の自分を見れているのならいいと。時計が欲しいと思えなかった私を肯定してくれたんです」
そしてその翌日。彼女は、別の男性スタイリストから叱咤激励される。「アシスタント5年目になってしまった私に『スタイリストじゃなければ美容師じゃない』と強い口調で先輩は教えてくれました。本当にそうだな、と思ったです。今まで2ヶ月後にターゲットを定めては先延ばしにして来た私をずっとみてくださっていて。『また2ヶ月延ばしても、逃げてるだけだ』。そういわれて、今回は逃げないって決めたんです」
呑ミョニケーションで視線を落としていた彼女は、遠くに見える高層ビルを見ながら視線を上げた。彼女がデビョーするまであと1ヵ月。自分を肯定しての決断だからこそ、初めの一歩が踏み出せるかもしれない。
這一篇可以幫我解答媽???
謝謝各位~~