青空のした
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青空のした、生きていることを感じました。
10月17日という日は、私にとってすごく大切な日。
多分、いや絶対、一生忘れることはないでしょう。
「俺ノゾムのダチの桜井弘樹」
初めてのヒロの声を、今もまだ思い出す。
電話ごしだったから、どういう人なのかなんて何もわからなかったけど、優しい響きだけはしっかりと心に、焼き付いています。
初めて言葉を交わしたあの日から、もう随分な時間が流れてしまいました。
あの頃は、二人が想い合うことも、様々な山を乗り越えてゆくことも、今こうしている未来も、何も想像できなかった。
あの時、出会わなければ‥そんなことを考えてしまったことも、正直何度かあった。
でもやっぱり、最終的にたどり着く答えは、この広い世界で出会えたことに、心から感謝したい。
「またな!」
「また明日ね!!」
最後に交わした言葉を、今でも信じている。
私が言った「また明日」は、叶わなかったけど、ヒロが言った「また」は、嘘だとは思えないんです。
どうしても。。
本当にいつか、また会える気がするの。
こんな私、笑われちゃうかな?
『美嘉さんはどうやって大切な人を失った悲しみを乗り越えたのですか?』
と聞かれたことがあります。
ごめんなさい。
本当は完全に乗り越えられてなんかいないのかもしれない。
でも
乗り越えよう とはしている。
頑張ろうとはしている。
乗り越えることより乗り越えようって気持ちが大切だと思うんだ。
乗り越えられないってことは、それくらい強い想いを得ることが出来たということ。
それを悲しいこととは思わない。むしろ、私にとっては誇りです。
今、隣にいる人が、明日隣にいるかなんてわからない。
だからこそ、伝えたい。
ありがとう。読者さんありがとう。仕事で関わってくれた方々ありがとう。お父さんお母さんお姉ちゃんありがとう。たぁありがとう。おじいちゃんおばあちゃんありがとう。友達ありがとう。私に出会ってくれた人みんなみんなありがとう。こんな私をここまで支えてくれて本当に、本当にありがとう。
そしてヒロ。
ありがとう。たくさんの時間をありがとう。たくさんの幸せありがとう。時間が経った今、色褪せることのない思い出いっぱい、ありがとう。ありがとうね。
元気にしているのかな?
きっと笑っているよね?
また、今度、思い出話をたくさん書こう。
聞いてくれるかな?
私は一人じゃないんだよね。わかっているよ。
あーっ
生きてるなぁ。私。