求下你地啦 >.<
第一章 葵新伍は何のため?
大ヒット作に続編が登場した場合、主人公はどうするのかはいくつかのパターンが考えられます。
1主人公は変わらないタイプ。主人公のその後を描く。「山下たろ~くん」「いっしょけんめいはじめくん」など
2前作で人気のあった脇役を主人公にするタイプ。「アレクサンドライト」「エル・アルコン-鷹-」など
3前作の主人公を受け継ぐもどきキャラで連載するタイプ。「モデナの剣」「俺の空-三四郎編-」など
4前作の主人公の子孫を主人公とするタイプ。「キン肉マン二世」「リングにかけろ2」など
などがあります。そしてワールドユース編は3のタイプとして連載をする予定でいたのでしょうね。
でもそれは確定していた訳ではないと思います。ワールドユース編連載の第一回目のジャンプの
アンケートハガキには今後の連載をどうしてほしいのかの選択が書いてあった記憶があります。
*葵を主人公として活躍させ話をつづけてほしい
*葵の話は早く終わらせて前作のキャラクター中心の話にしてほしい…などなど。
高橋先生としては葵を主人公としてずっと話を続けたかったのだろうと思います。
だが、だが、葵の章は五週で終了し、結局翼がまた主人公をはることになったんですよねえ。
葵新伍…別に嫌いではないんですよ。嫌な奴ではないんですよ。
個人的な恨みがあるわけではないんですよ。
庶民だし、努力家だし、苦労人だし、翼に比べてずっと共感しやすいキャラのはずなのになぜ………。
そう、彼自身には何の恨みもないのだけれど、葵は主人公としての力があまりにも弱すぎた。
力と言ってもサッカーの実力ではなく、キャラ立ちが弱かった。
90年代にいきなり「野武が行く!」か「よろしく春一番」か「スーパー巨人」が始まったようなもので
(例えが判りにくいですね。どれもキャプテン翼以前の大昔のジャンプの打ち切り漫画)
キャラクター設定が古臭かった。
明るく元気な努力家の庶民の男の子というのは読者の共感を呼びやすいようで、実はありきたり。
翼はありきたりに見せかけて、あの時代にはものすごく斬新な所がありました。
明るく元気で努力家という属性の他に
「生まれつき天才」「いいところのおぼっちゃん(ただし大富豪ではない)」
「天然の高慢ちき」「親切なふりして平気で相手を傷つける(ただし本人に自覚なし)」
というキャラ設定は当時の社会情勢に合う、斬新なキャラクター属性でした。
読者が共感するより、憧れる「こんな風になれたらいいな」と思わせるキャラクターでした。
葵は読者が憧れるより共感できるキャラクターとして造成したつもりだったのでしょうね。
かつて翼に憧れていた少年達が共感できるキャラクターとして。
ところがファンは葵にはまったく共感できなかった。
ワールドユース編の中で、葵新伍はただひたすら翼を絶賛します。
ところが読者は翼を絶賛する気になどまったくなれないのです。
それなのに翼持ち上げ隊として登場する新伍は読者にとって
うざったらしい存在にしかすぎなくなってしまったのです。
ワールドユース編の翼はただひたすらうざったらしい存在なのに、
それを絶賛するキャラがいてはウザさの二乗です。
翼と限りなくキャラがかぶっているので、翼が二人いる状態になってしまいます。
選手としては必要でも、キャラクターとしてはまったく不必要です。
どうせ試合は翼がいればすべて勝つのですから
葵がいようがいまいがどうでもいいです。
現実の代表にほしいなと思う選手と漫画に出てきて活躍してほしいキャラはまったく別です。
こいつのせいで無印キャラが活躍できない
岬ファンにとって、葵新伍は困った存在です。
葵を試合に出すために、岬くんは怪我をするという設定にされてしまったのですから…。
その他の無印時代の人気キャラクターたちも葵に出番を奪われた上に
葵を目立たせるためにヘタレにされてしまいました。
出番を奪うのはいいのですが、葵が無印時代の人気キャラよりも魅力や人気があるのならまだしも
そうではなかったから出番だけはやたら多いのに、
存在感がないという典型的ウザキャラになってしまったわけです。
葵を目立たせるために無印人気キャラを怪我させたり、ヘタレにしたりしてもファンは
「葵くん、素敵」と思う前に、「よくも○○の出番奪ってくれたな」としか思いません。
葵の魅力レベルを上げないで、周囲のキャラの魅力レベル下げてどうするんですか。
そんなことしたら作品全体の魅力が落ちるだけだっていうのに…。
更新1:
請大家唔好用網上程式翻譯 ‥‥‥ 我試過啦,但係個意思完全唔明 - -