またひとひら花びらがちぎれる
風を止める力はない
向こう岸で泣き崩れる君に
せめてものはなむけになれ
あの日の約束は忘れていいよ
また一足乗り過ごした愛が
なぜこんなに全て引き裂く
また一筋星屑が流れる
時を止める力なんてないから
祈りを捧げなよ
一つでいいよ
自分の幸せを願えばいいよ
同じ色の痛みを許し合っても
違う色の過ちを責めた
同じ色の明かりを灯し合って
違う色の扉を隠した
いま君のために色あせた花が散る
いま君のために色あせた星が散る
その夢の中でおやすみ
あとひとさし入れ損ねた愛が
なぜこんなににすべて狂わす
もう人は行きそうな街角
風をかばう傘なんてないから
出口を見つけなよ
一つでいいよ
自分の幸せを
探せばいいよ