「ただいま」とドアを開け
ため息ひとつついた
かじかんだ指先が 赤くて痛そう
もう私の両手じゃ 包みきれない
大きなその手を
あたためてあげたいけど・・・
平気・・って ほら ゆがんだ笑顔
探しても探しても 言葉が見つからない
でも ずっとここにいるから
いつでも 君を見てるから
「ごめんな」と座り込む
背中が遠く見える
届かないところに 行こうとしてるの
もう私の歩幅じゃ 追いつけないね
かないっこないね
抱きしめてあげたいけど・・・
思い描く未来(ゆめ)は 後姿のまま
求めても求めても 答えは見つからない
でも きっと進んでいける
いつでも 君には朝が来る